【解決】ハラスメントに苦しむ新人介護士とラインオーバー
新人介護士「ハラスメントばかり。こんな介護施設で働いていける気がしない…。どうしたらいいんだろう。。。」
こんな悩みにお答えします。
✔️本記事の内容
介護現場でのラインオーバー
ラインオーバーとは
あなたの心の境界線(ライン)を越えてくる(オーバー)人のことを言います。
例えばこんな人。
- 「そんなんちょっと考えたらわかるやん!」
- 「どういうつもりなん?」
- 「頭使おか」
言われていることは間違っていない場合が多いです。
- 認知症の方に、後ろから声をかけて怒らせてしまった。
- トイレですぐにパンツを下ろしてしまったので、尿がズボンにかかってしまった。
- お風呂の湯温が熱すぎた。
こういったミスに対して怒られる場合、
「利用者を守るために言っている」側面もあります。
だからあなたのように優しい人は
「言われても仕方ないこと…」
と自分ばかりを責めてしまいがち。
自分がどう感じたかが最重要
ラインオーバーされていることに無自覚な人がほとんどです。
- 怒ってきた人(先輩や上司、同僚)は間違ってはいない。
- 自分がやってしまったミスだ。
- 利用者の◯◯さんに申し訳ない。
こう考えるのは、至極まっとうなこと。
ですが、怒られ方には「モヤモヤ」が残りませんか?
感じた時点で「ラインオーバー」されています。
デイサービス主任の僕の場合
あなたのミスに対して僕ならこう対応します。
認知症の方に、後ろから声をかけて怒らせてしまった。
まず、スタッフに対して
- 微笑みながら「大丈夫?」とアイコンタクト。
- 小さいジェスチャーで「ちょっと交代するね」と無言で伝える。
次に利用者◯◯さんに対して
「◯◯さん、びっくりしましたね。大丈夫。トイレが今から混みそうだから、今のうちにどうかな〜と思って。大丈夫ですか、ありがとうございます。ごめんね💦」
ゆるくて柔らかい雰囲気を作って、落ち着いてもらいます。
最後にスタッフに対して
「大丈夫、びっくりしただけだから。気にせんでね。
認知症があると、あなたが誰かわからなかったり、僕のことだって忘れちゃう。知らない人に声かけられたらびっくりするのと同じかな😄
廊下の向こうから僕があなたに向かって歩いてたら、
『あ。あずさんや。』
って気付けるやん?
今度からは、◯◯さんや他の人にもそうやって近づいて声かけてみて。きっと大丈夫やから。あかんかった時はまた手伝うから✨」
とサポートします。
トイレですぐにパンツを下ろしてしまったので、尿がズボンにかかってしまった。
お風呂の湯温が熱すぎた。
ハラスメントを受けやすい人の特徴3選
積極的にコミュニケーションを取らない
- なんとなくあの人の雰囲気が苦手
- 話題もないし、どうしたらいいかわからない
- 口がどもってしまう
僕も学生時代はこんな感じ。
女友達が「おはよ!」って挨拶してくれても
「う、うん」としか返せませんでした。
こういう人がなぜハラスメントを受けやすいのか。
それは、
- 相手もあなたのことがわからないから
- 仕事の連携も取りにくく、ストレスがたまるから
- 次の業務もあるのに1回で聞き取れないと効率が悪くなるから
あなたと同様に、相手にもストレスはあります。
あなたも利用者さんに対してストレスを感じることはありませんか?
- 「ああもう、早く座ってくれないから尿がズボンに。」
- 「声がこもっていて何言ってるかわからない。」
- 「またトイレ?さっき行ったやん。」
相手のことを考えると、不思議と「怒られたストレス」は和らぎます。
次第に相手に合わせてコミュニケーションが取れるようになるのでオススメです。
僕の場合は「相手の立場になって考えてみる」ことで
ハラスメント系上司ともうまくやれるようになりました。
正直、癪に思うことはありますけどね。
失敗と責任を恐れている
「自分は新人だから、立場もないから、苦手だから。」
こんな風に思ってしまいますよね。
誰だって怒られたくないし、迷惑もかけたくない。
だけどそれはみんな一緒。
誰もが
- 初めは新人
- 怒られたくない
- ミスをして迷惑かけたくない
これを完璧に避ける方法は1つだけ。
そう。仕事をしない。
みんなもそうしたいはずです。
でも生活のためにお金が必要。
ともなれば、みんなでフォローし合っていくしかないんです。
だけども、メンバーのうち1人でも楽な道を選んでいたら。
「利用者さん怒らせるからできません。」
「大きい車は怖いから運転できません。」
そうやって失敗回避、責任回避する人がいたら。
「私たちは頑張ってるのに、なんであなたは…!」
ってなってしまいます。
無意識に自分が正しいと思いがち
キツく当たられることは確かに辛いです。
僕が今までに受けたハラスメントは
- できへんのやったら、どっかいけ!クソガキ!
- あんたに何がわかる!!
- 目噛んで死ね!
- 苦労したことないから、いいご身分やな。
- 好きなようにしたらいいんとちゃいます?
などなど。
こういった経験をすると、防衛本能が出るのも無理はなく。
「だって上司に言われたし。」
「無理に運転してぶつけたらあかんし。」
「怒る方が悪い。」
などの言い訳を正当化しようとしてしまいます。
今はこれを自覚できるようになりました。
自覚できると、相手の意図を読み取れるようになります。
相手の意図を汲み取ろうともしないうちは、
全てが悪循環だったので要注意です。
今すぐとるべき対策
コミュニケーションの見つめ直し
何が嫌で、何が楽しいかを振り返る
相談することで心を立て直す
まとめ